売上は手数料を引かれる前の金額で計上

こんばんわ。税理士の細川ひろみです。

お客様の作った確定申告書を見させていただくと、手数料を引いた後の金額で売上を計上している方が多いです。

 

1 売上は手数料を引く前の金額で計上する

売上はだいたい、自分の口座に手数料を引いた後の金額で入金されます。個人事業主の方で、自分で申告している方はこのうりあげを計上するときに、入金額をそのまま売上としてしまっている方が多くいます。

会計は、基本的に総額主義で行わなければならないルールになっていますので、それを純額(手数料を引いたあとの金額)で計上するということは、ルールに従っていないということになります。

手数料を引く前の金額で売り上げを計上し、手数料を費用として計上するので、売上ー費用=所得 になるので、

所得の金額は変わりません。

しかし、ルール上は、手数料を引いた後の金額で計算してはいけないことになっています。

 

2 なぜ手数料を引いたあとの金額ではダメなのか

手数料を引いたあとの金額で売上を計上すると、取引の規模を把握することができません。

手数料だけならなんとかわかりそうですが、そのほかの経費が引かれた後の金額で計上してしまうと取引の規模がわからなくなってしまいます。

それだけでなく、消費税の計算で手数料を引いた純額で計算したらギリギリ1,000万円以下だったといった場合には、もちろん総額で計上しなければいけないので、これでは課税回避につながってしまいます。

どこかで一定のルールを作らないと課税の公平は維持できませんので、収益・費用ともに発生ベース、総額主義で行わなければいけません。

3 まとめ

10月から税務調査が再開されました。売上がきちんと計上されているか、費用に計上しているものには根拠資料が揃っているかなどの項目が聞かれます。

正しく処理をしていれば何も怖くない税務調査ですが、10月からの税務調査は問題のある企業や個人にピンポイントで調査が入っているようです。

調査が来ても正しく処理をしていれば、何も心配することはありません。

正しい処理、正しい基準で正しく納税をしていきましょう!!

 

 

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