確定申告を終えて感じたこと

こんばんわ。税理士の細川ひろみです。

色々な方のfreeeのデータを見させていただいて、感じたことを書いてみたいと思います。

1 損益計算書はしっかりと作れているが貸借対照表は間違っている場合が多い

freeeは推測機能がついているため、レシートを読み込んで自動で科目を推測してくれます。

それをそのまま登録していけば、一つの仕訳が出来上がるので便利ですが、わからないまま登録しても

それなりの申告書が出来上がってしまうところが困るところ。

それまでご自身でやられていて、だんだん規模が大きくなってきて不安になったので今年はお願い

したいと来ていただいた方のfreeeのデータを見させてもらったところ、

未払金勘定が大変な金額になっていたり、売掛金が何年も積みあがって残ってしまっていたり、

未確定勘定という科目が勝手に作られていたりと経営の実態を表すものとは言えないものが

出来上がっていました。

これでも決算書として一応できあがっているとすれば、申告はできてしまいます。

損益はしっかりと計算できているので、利益から税金を計算する所得税の計算は間違っていない

と言えるかもしれませんが、経営の実態を把握することは難しくなります。

2 問題が起きにくいのが問題

 確定申告は自分で計算して、申告するという考えで作られたfreeeのシステムは、

初心者にもわかりやすく、

導入もしやすいのはいいところですが、

上記に書いたように、なんとなく入れていれば、

なんとなくよさそうな申告書ができるので、

忙しい中作った申告書。

こんな感じで形になったし、損益的にもまちがいなさそうだから

これでいいかと申告書を出せてしまう所に問題があるんじゃないかと

考えています。

12月の末時点で現金があとどのくらい残っていて、

売掛金としてこれから入金される金額、

買掛金としてはらわなければいけない

金額がどのくらいあるのかまでの

処理が出来ている方はほとんどいなかった

というのが実態でした。

これからどんどん進化していくだろうfreeeが

この問題をどのように解決していってくれるのか

とても興味深いです。

3 まとめ

やっと終わった確定申告。

会計freeeを使って申告をするかたが増えた一方で、

簿記の知識がいらないというキャッチフレーズのもと

貸借対照表の方は、とんでない数字になっていたという方が

たくさんいらっしゃいました。

一度、税理士に見てもらって、間違いを指摘していただく

価値はあるのではないでしょうか。

毎年費用がかかるから尻込みしてしまいがちですが、

その年のチェックだけという形でもやってもらうと安心です。

申告期限ぎりぎりではなく、今期の早い段階で直すところは

直していくと、freeeの良さも引き出せるのでおすすめです。

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